【Unity収益化】スマホアプリに広告掲載できるアドネットワーク/SSP一覧

スマホアプリを開発したら広告を入れてぜひ収益化したいものです。
そんなときに利用するのが、「アドネットワーク」や「SSP」といった広告配信サービス。
Googleが運営する「AdMob」が有名で、詳しくない人は「AdMob以外はどんなのがあるのか知らない。」と言う人も結構いるんじゃないでしょうか。

調べてみると、アプリに広告を掲載できるAdMob的なサービスはものすごくたくさんあります。
とても全部は紹介できないので、有名どころをいくつか紹介したいと思います。

Unityで作ったアプリに簡単に広告を入れられるプラグイン(SDK)を公式に提供しているところを中心に紹介します。

アドネットワークとSSPとかについて

広告関連のIT技術「アドテクノロジー」に詳しくないと、「アドネットワーク」とか「SSP」とか聞いても「なにそれ?」ですよね。(私がそうです)
一応、超ざっくりと説明しておきます。
私自身が詳しくないので、間違ってたらごめんなさい。

アドネットワークは広告を配信するネットワーク。
たくさんの広告主とたくさんの媒体を集めて、広告を配信します。
広告主というのは、広告を出して自社製品を宣伝したい人や企業のことで、媒体とはメディア(ブログやアプリ)に広告を載せて広告収益を得たい人や企業のことです。

SSP(Supply Side Platform/サプライ サイド プラットフォーム)は複数のアドネットワークを束ねて利用できるツールとのことです。

例えば「nend」はアドネットワークで、「GENIEE」はSSPですが、GENIEEはアドネットワークの一つとしてnendが利用できる、みたいな感じ。
しかも、広告を見ている人に対して一番効果が出ると思われる広告を自動的に計算して表示するという、非常に高度なことをやってくれます。

アドネットワークごとの配信比率を変更したり出来るので、「複数のアドネットワークを一度に利用して比較したい」と言うときにも便利なんじゃないでしょうか。

関連用語にDSP(Demand Side Platform)やRTB(Real Time Bidding)、アドエクスチェンジ等がありますが、アプリに広告を載たいだけなら別に知らなくてもいいかと思います。

アプリに広告を掲載する側としては、アドネットワークもSSPも、実装作業的にはほとんど同じです。
このへんのアドテクノロジーの話は、スマホアプリだけの話じゃなく、ブログやWebサイトへの広告配信にも共通する話です。(と言うかアプリよりもWebサイトへの広告配信のほうが歴史的に先なので)

Admob

運営 Google
Unity用プラグイン あり
URL https://apps.admob.com

言わずとしれたGoogleが運営するアドネットワーク。
グローバルな企業Googleが母体なので日本向けのみならず、海外向けの広告もしっかりと配信してくれます。
海外でもダウンロードされるようなアプリをお持ちならぜひ利用したいですね。

とにかく情報が多く導入方法もググればすぐ分かるので、初心者から上級者まで迷いなく使えるかと思います。
収益面でも、「結局AdMobが一番良かった」と言う話もよく聞きます。
いろいろ比較するのが面倒な場合は、とりあえずAdMobを使っておけば大きな間違いはないでしょう。

デメリットとしてはGoogleのサービスなので、AdMobに使用しているGoogleアカウントが何らかの理由で凍結された場合、同じアカウントを使用している他のサービスもすべて利用できなくなる点。
Googleにどっぷり依存している場合はかなりやばいことになりそうです。

AdMobの登録方法については下記の記事を参考にしてください。
【アプリを広告で収益化】AdMobに登録する方法

nend

運営 株式会社ファンコミュニケーションズ
Unity用プラグイン あり
URL http://nend.net/

2010年7月サービス開始と、そこそこの歴史があるアドネットワーク。
アフィリエイトサービスプロバイダ(ASP)最大手のA8.netと同じ、ファンコミュニケーションズが運営するアドネットワーク。
サービス終了とか結構多いこの業界ですが、大手なのでちょっと安心感があります。(もちろん絶対大丈夫とは言い切れませんが)

AmoAd

運営 株式会社AMoAd
Unity用プラグイン あり
URL http://www.amoad.com/

運営している株式会社AMoAdは、株式会社サイバーエージェントと株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)が出資して設立されたそうです。
アメーバブログのサイバーエージェントと、プロ野球球団も持ってるDeNAと言う大手企業が裏にいるので、その点では安心出来ると言えますね。

Androidアプリへの実装方法のマニュアルを覗いて見ましたが、説明されてるandroidのバージョンが古い。
マニュアルの最終更新日が2015年でした。

i-mobile Ad Network

運営 株式会社アイモバイル
Unity用プラグイン あり
URL https://adpf-info.i-mobile.co.jp/

使ったことないですが、AdMobよりちょっとアダルトよりの広告が配信されるとか聞いたことあります。

adfurikun(アドフリくん)

運営 Glossom株式会社
Unity用プラグイン あり
URL https://adfurikun.jp/adfurikun/

ここまではアドネットワークの紹介でしたが、以下はSSPの紹介になります。

アドフリくんはスマートフォンアプリ特化型SSPです。
バナー、インタースティシャル、ウォール、アイコン、動画等のフォーマットの広告配信に対応しています。

GENIEE

運営 株式会社ジーニー
Unity用プラグイン あり
URL https://geniee.co.jp/

国内最大規模のインプレッションだそうです。
nend、Amoad、i-mobile、adstirなど主要なアドネットワーク、SSPと提携。

AD GENERATION

運営 Supership株式会社
Unity用プラグイン あり
URL https://supership.jp/business/adgeneration/

adstir

運営 ユナイテッド株式会社
Unity用プラグイン あり
URL https://ja.ad-stir.com/

スマホ向けWebサイトやアプリだけでなく、PC、タブレット向けの広告フォーマットにも対応し、マルチデバイスに広告配信。

Fluct

運営 株式会社fluct
Unity用プラグイン あり
URL https://corp.fluct.jp/service/publisher/ssp/

Google認定パートナー。
Fluctは自社でDSPを持たずSSP事業に専念しているとのことで、広告主の力が強くなりがちなこの業界で、広告主とメディアのパワーバランスを均等にしたいという思いがあるんだとか。

AdMobメディエーション

運営 Google
Unity用プラグイン あり
URL https://apps.admob.com

Google運営のAdMobの機能の一つですが、「メディエーショングループ」を作成する事により、SSPとして利用できます。
「nend」等のアドネットワークを追加できますが、nend側で事前に登録しておく必要があります。

まとめ

たくさんのサービスがあって、どれが良いのか正直違いがよく分からないです。
各アドネットワークやSSPはたいてい接続されていて、どれを使っても配信される広告の種類はそれ程変わりないのかなと思ったり。
どれが良いかと言うのも、人によって違うはずなので確かめるためには実際に各種使ってみるしかありません。

そういうのが面倒だったら、「とりあえずAdMobでいいかな」ってなっちゃうと思います。

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