これからスマホゲームを作って全世界にお届けしたい!
と思っても、ゲーム開発の経験がない場合は何が必要かわからないですよね。
でも実は、ゲームを作るのに特別なものは案外必要ありません!
今回は、個人がゲームを開発するために必要なもの、費用を解説したいと思います。
個人がスマホゲームを開発するために必要なもの一覧
ゲーム開発に何が必要かを早速まとめてみると、次のようになります。
- インターネットに接続できるPC(Windows, Mac)
- メールアドレス
- Unity(ゲームを作るためのソフト・無料)
- Android studio (Androidアプリを作るために必要なソフト・無料)
- Xcode (iPhoneアプリを作るために必要なソフト・無料)
- アプリストア登録料(Google Play Console・$25/初回のみ, Apple Developer Program・11,800円/年)
- クレジットカード(登録料支払いのため)
- 勉強のための書籍代(ネット情報で済ませれば不要)
- 勉強のためのスクール費用(独学の場合は不要)
- 最低限の英語力
- やる気
いろいろ書いてますが、インターネット接続できるPCさえあれば1円もお金をかけずに完全に無料で始めることもできます。
ゲームを作るためのソフト自体は無料で使えますので。
作ったスマホゲームをみんながダウンロードできるようにするためには、アプリストアの登録料が必要になってきます。
では、ゲーム開発に何が必要かひとつずつ見ていきましょう。
必要な道具・機材
- インターネットに接続できるパソコン
- メールアドレス
なんといっても必要になるのはパソコン(PC)です。
PCの種類はWindowsでもMacでも大丈夫ですが、iPhone向けのアプリを作りたい場合はMacが必須になりますので、覚えておいてください。
WindowsだけではiPhone向けアプリは作れませんので、ご注意を。
今使っているPCがあれば、とりあえずそのまま使ってみて、不満が出たら買い替えるというのでもいいと思います。
もし、iPhoneアプリが作りたいのにWindowsしか持ってない場合は、新たに買う必要があります。
今はPCを持ってなくて、新しく買う場合は、何を作りたいかをよく考えてWindowsを買うかMacを買うか決めましょう。
私はWindowsしか使ったことないですが、できるエンジニアはMacを好んで使う印象があります。
PCのスペックがどの程度必要かは、作るゲームがシンプルなら低スペックでもなんとかなりますし、3Dでグラフィックも超きれいなゲームを作る場合は高スペックなPCが必要になります。
もちろんインターネット接続は必須です。
ゲームを開発するために必要なソフトをダウンロードしたり、分からないことを調べたり、作ったゲームをアップロードしたりしますからね。
メールアドレスも必要です。
次に紹介する、「Unity」と言うゲームを作るためのソフトは、使用するためにアカウントを登録したりしますが、そのときにメールアドレスが必要になります。
Gmailでいいので、新たに取得しておいたら良いかと思います。
必要なソフトウェアは「Unity」
ゲームを作るには、下記のソフトをPCにインストールする必要があります。
全て無料で利用できます。
- Unity
- Android studio (Androidアプリを作る場合)
- Xcode (iPhoneアプリを作る場合)
ゲームを作るためのソフトとして「Unity(ユニティー)」を使用します。
Unityは「ゲームエンジン」や「統合開発環境」と呼ばれたりしますが、ざっくり「ゲームを作るためのソフト」と思ってもらったらOKです。
もちろんゲームを作るにはUnity以外の選択肢もたくさんありますが、とりあえずUnityを選んでおけば間違いないです。
全世界的に使われているゲームエンジンであり、そういう意味では安心して使うことが出来ます。
この記事でも、Unityでゲームを作るという前提で書いています。
Unityでスクリプト(プログラム)を書くときに「Visual studio」も使いますが、Unityをインストールするときに自動的にインストールされます。
ほかにも、Androidアプリを作る場合は「Android studio」、iPhoneアプリを作る場合は「Xcode」というソフトをインストールする必要があります。
とはいえ、ほとんどの作業はUnity側で行うため、これらのソフトを使って作業することはあんまりないです。
作ったゲームをAndroid/iOSでプレイできるように変換する(ビルドする)ために利用します。
アプリストア登録料
AndroidアプリをリリースするためにはGoogle Play、iPhone/iPadアプリをリリースするにはApp Store、と言ったようにアプリストアで公開することになり、そのための登録費用が必要になります。
- Google Play Console登録料 $25(初回のみ必要)
- Apple Developer Program登録料 11,800円(毎年必要!)
アプリをリリースするたびに必要、というわけではなく、開発者向けのサービスに登録するために料金が必要となる感じです。
Androidの場合はGoogle Play Consoleへの登録時に1回だけ$25(この記事執筆時点だと1ドル113円なので2,825円程)必要になります。
iPhone/iPadの場合は11,800円が毎年必要になります。Androidに比べて4倍位する上に、毎年必要というのが地味に痛いですね。
低品質なアプリを排除するために高額になっているのかもしれません。
全然ダウンロードされないアプリの開発者は採算が合わないので、App Storeからの退場を余儀なくされ、アプリストア全体の品質が保たれるというわけですね。
登録料の支払いのためにクレジットカードも必要になってきます。
作ったゲームを自分のスマホだけにインストールして楽しむ場合は、アプリストアへの登録料はもちろん不要です。
でも、どうせ作ったのなら公開してみんなに遊んでほしいですよね。
勉強のための費用
Unityでゲームを作るにしても、初めは右も左もわからない状態です。
Unityの使い方から勉強しないといけません。
そこで必要になるのが下記の費用。
- 書籍代
- スクール費用
もちろん、無理して書籍やスクールに通わなくても、Unityの場合はネット上に豊富に情報が転がっているため、無料で独学することも可能かと思います。
しかしネットの情報は体系的に書かれてないことが多く、必要な情報を取捨選択する力が必要になってきます。
初心者向けにまとめられた書籍は、何もわからない状態から順序立てて説明してくれるので、検索して情報を漁る時間を節約できるというメリットがあります。
どっちにしても書籍の情報ですべて事足りることはなくて、書籍からの情報と、ネットからの情報、どちらも利用しながら学習することになると思いますけどね。
プログラミングスクールのUnityコースなどに入って学ぶ方法は、実際にスクールに通って受講する場合と、オンラインで自宅にいながら受講するパターンがあります。
通う場合は、移動時間がもったいないと私は思ってしまいますが、分からないことは講師に直接質問できるというのが大きなメリット。
「ひとりで悩んでいたら1日過ぎた。」みたいなときも、質問したら5分で解決するかもしれません。
最短で基礎を身に着けたい場合は、費用はかさみますがスクールを利用するのも一つの手ですね。
独学の場合は、飽きたらすぐにやめてしまうことが多いですが、スクールに通うことでモチベーションの維持に役立つ、と言う効果もあります。
最低限の英語力
なくてもなんとかなるけど、やっぱりあったほうが良いのが、「英語力」です。
インストール時に「Unityを何のために使うか?」などの質問が英語であったりして、英語が苦手な人はひるみますよね。
それに、Unityは海外製のソフトなので、日本語よりも英語の情報のほうが豊富です。
Unity公式のマニュアルやチュートリアルも英語しかないものもありますし、Youtubeにも英語での解説動画が多数あります。
やっぱり英語が出来たほうが、豊富な情報にアクセスできるという点ではかなり有利です。
とはいえ、Googleで翻訳もできますし、Youtube動画も日本語で字幕を表示したりできるので、時代の進歩とともに言葉の壁は減って来ています。
英語の勉強してたら、ゲームを作る時間がなくなるので、「分からんものは分からん!」と開き直るのも一つの手ではあります。
やる気
もしかして、一番必要なのが「やる気」や「モチベーション」かもしれません。
やる気さえあれば、ほとんどの壁は乗り越えられます。
どこかで挫折してしまうのは、厳しい言い方をすると「やる気」が足りなかったのかもしれません。
はじめに感じていた「ゲームを作りたい!」と言う熱い想いを、いつまでも忘れないようにしたいですね。
また、ゲーム完成を前に挫折してしまうのは、「やる気」が足りないんじゃなくて「やり方」が悪いのかもしれません。
初めてゲームを作るときに、壮大なストーリーの大作RPGとかを頭に思い浮かべちゃうかもしれませんが、初心者が大作なんて作れないですよ。
はじめから無茶をすると、分からないことが多いうえに作業量が膨大なことに気づき、やる気を失って「やーめた」ってなります。
始めは数日で完成するくらいの小さなものをいくつも作ってみるのが、やる気を持続させるコツかも知れません。
個人の趣味で作る場合、途中でやめても誰にも迷惑かかりませんからね。
やる気を持続させるセルフマネージメントが重要になります。
スマホゲーム開発に必要なものまとめ
最後に、ゲーム開発に何が必要かもう一度まとめます。
- インターネットに接続できるPC(Windows, Mac)
- メールアドレス
- Unity(ゲームを作るためのソフト・無料)
- Android studio (Androidアプリを作るために必要なソフト・無料)
- Xcode (iPhoneアプリを作るために必要なソフト・無料)
- アプリストア登録料(Google Play Console・$25/初回のみ, Apple Developer Program・11,800円/年)
- クレジットカード(登録料支払いのため)
- 勉強のための書籍代(ネット情報で済ませれば不要)
- 勉強のためのスクール費用(独学の場合は不要)
- 最低限の英語力
- やる気
PCさえあれば一応ゲーム開発は始められるので、とりあえず始めてみたらいいかと思います。
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